オペラ歌手 丹呉由利子blog

鎌倉在住のメゾソプラノ 丹呉由利子のブログ

デジタル!

気がつけばもう8月。

9月から始まるラッシュに向けて、譜読みやら暗譜やらに忙しくなってきました。

 

秋から冬にかけてコンサートが二本、野外フェスにコンクールの本選に第九にMessiahに受けたいオーディションもたくさんあって、勉強する楽譜もエゲツない量。

 

「今日はこの曲を練習しよう」と持って出る楽譜をチョイスして出かけても、いざ練習するタイミングになると他の曲がやりたくなったり、かと言って全部持ち歩くとバックが重すぎて腕にめり込んで痛くなるし、必要最低限の楽譜だけでもそこそこ重いからお気に入りのバックもすぐ傷んでしまって悲しい。

毎日重いバックを持って電車で稽古場に向かうと肩は凝るし、稽古が始まる前にすでに疲れちゃう。

 

と言う事で、ザ・デジタル‼︎‼︎‼︎

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私は、師匠から「楽譜は財産」と教えられて育ったので楽譜は絶対に紙派。

 

だけど、ご一緒した歌い手の方がiPad Proを使っているのを見て、惚れ込んでしまって…ついに手に入れて、ここ2日間の空き時間で自宅にある今まで溜め込んだコピー譜とアリア集の中の歌う曲を、ぜーーーんぶiPadに保存しちゃいましたっ!

 

iPad一つでスキャン出来る、PDFにして保存出来る、スラスラ書き込める、蛍光ペンでするみたいに自分のパートにマーカー出来る、書き込みをフリクションみたいに消せる、メールに添付して送信出来る、譜めくりも違和感など特に無し!

 

か、、、快適!

 

今まで通り、紙の楽譜はもちろん入手するし保管もするけど、これからはこれ一台で家にある楽譜を全て持ち運べる。

とはいえ、オペラの稽古現場にはさすがにスコアを持っていくつもりだけど、やろうと思えばフルスコアも全部取り込める。

これは、色々捗りそうー!!

ちなみにApple Pencilは買って頂いちゃいました。

ありがとう♡

 

 

 

 

 

 

 

浮気なオペラ

昨日、「オペラ・レクチャー・ガラ・コンサート 浮気なオペラ」が無事終演致しました。

ご来場下さいました皆様、ありがとうございました。

 

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ソプラノ中畑有美子さん
ナレーション新田恵海さん、ソプラノ大橋郡子さん、バリトン加耒徹さん、ピアニスト松岡あさひさん、テノール市川泰明さん、プロデューサー塩崎春彦さん。

 

モーツァルトの三部作、「ドン・ジョヴァンニ」「コジ・ファン・トゥッテ」「フィガロの結婚」からそれぞれ抜粋でレチ、アリア、重唱を披露する形式のコンサート。

 

エルヴィラのアリアを歌いーの、ドラベッラの二重唱を二曲歌いーの、ドラベッラのアリアを歌いーの、マルチェッリーナの二重唱を歌いーの、ラストにはケルビーノのVoi che sapeteでコンサートのトリを務めさせて頂きました。

これからも長く続く(と、思われる)歌い手人生の中で、コンサートのトリでケルビーノを歌うなんて後にも先にも今回限りなんじゃないかと思います笑

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(終演後、みんなで)

 

エルヴィラのMi tradì quellalma ingrata は、わかっちゃいたけど想像通りの何曲でした。エルヴィラの苦しさが、そのまま曲の難しさになりました、みたいな。それでも、モーツァルトの曲の中でも指折りの好きな曲で尚且つメゾの私には歌う機会は滅多にないので、歌わせて頂けて嬉しかったな。

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(フィガロの結婚トリオ)

 

コジ・ファン・トゥッテは正直、物語の良さはイマイチ分からないんですが(←失礼!)、モーツァルトの音楽が素晴らしいからドラベッラも楽しかったです笑

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(素敵な伯爵様と。ドレスで撮れなくて残念 笑)

 

そして、コンサートのトリとなったケルビーノ。

Voi che sapeteは曲の作りが完璧すぎる余り、学生時代からとても苦手で、最近ようやく人様の前で歌う事を自分に許せる様になりました。

モーツァルトってやっぱり凄いって事を再認識した一日となりました。

 

モーツァルトの良さが分かれば分かるほど、それを表現しきれない自分の未熟さがもどかしいですが、精進して行きたいと思います。

 

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(昭和レトロな楽屋♪)

 

マルチェッリーナは母の結婚式のドレスでした笑

この後、怒涛の早替えでケルビーノに。

メゾって、楽しい。

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(とってもキュートな声優の新田恵海さんと)

永田町パーティー

今日は、永田町でとあるパーティーで歌わせて頂いて来ました。

 

メンバーは初めてご一緒するソプラノの長島由佳さんと、いつもお世話になっているピアニストの案野弘子さん。

 

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長島さんは、お会いするのこそ初めてでしたが、Facebookなどで共通の友人も多くていつかご一緒したいと思っていたので今回それが叶ってとても嬉しかったです♡

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私、意外に人見知りするんですが(あまり信じて貰えないけど…)、由佳さんとは本当に初回の稽古から息が合ってとても居心地良くて、楽しく演奏させて頂きました♪

 

私が歌ったのは、

マイフェアレディ 「踊り明かそう」

カルメン 「ハバネラ」

 

それに由佳さんと二人で

「Time To Say Goodbye (Con Te Partiro) 」

「夏の思い出」

 

(なんと、3年前の自分の披露宴の時のプログラムと同じ曲目でした!)

 

パーティーのお仕事は、オペラやコンサートと違って聴く事を目的とした方々の前で歌うわけでは無いので難しい所も有るのですが、お客様からも好評でホッと致しました。

 

次ご一緒するのが楽しみ!

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Tプロデューサー、いつもありがとうございます♡

 

 

雅叙園 セビリャの理髪師

表題のコンサート、無事に(?)終演致しました!

ご来場下さった皆様、ありがとうございました。

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セビリャは去年藤原で全幕やらせて頂いていたので、その時よりは気軽に歌えたかな…。声帯がアジリタに慣れてきてくれている様な気がします。

ロッシーニのブッファは誰も死なないし、楽しく面白く終われて良いですね!

ハイライトのコンサートという事で日本語のセリフを交えたりしましたが、皆さん芸達者できちんとウケていて流石でした。

楽しく終われて良かった。アリアの途中に筆ペンが壊れた(壊した)時は、生きた心地がしなかったけど…(治ってよかった…)

 

終演後のお食事もとても美味しくって、幸せな1日となりました♡

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お次は千葉のコンサートに向けてモーツァルトに戻りますが、またロッシーニに会いたいな♪

帝国ホテル ジ・インペリアルオペラ フィガロの結婚

帝国フィガロ、無事に終演いたしました!

ご来場下さいました皆様、本当にありがとうございました。

 

さすがの帝国ホテル。エントランスが薔薇で飾られて、とても素晴らしい空間でお客様をお迎え出来ました。

 

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披露宴の様なテーブルセッティングもとても素敵!

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指揮の柴田さん、演出の今井さんをはじめ、共演者の皆様も一流所ばっかりで、稽古期間も本番当日も本当に幸せな気持ちで歌わせて頂きました!

 

このまま上野の文化会館まで持っていけると本気で思った笑

数年前にマルコ・ガンディーニさんの演出でもケルビーノを歌い、その時依頼のケルビーノでしたが、今回の方が脚立に上手く登れた気がします…。良かった…。数年前にマルコに貰ったアドバイスが、今になって納得出来た箇所も沢山あって、久しぶりに楽譜を開いて眺めるだけでもとても楽しかったです。また歌いたいな、ケルビーノ。

 

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お見送り時↑

頭ボッサボサで本当に恥ずかしかった…。

 

 

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↑砂川涼子さん。近くに行くと良い香りがします笑

来年、違う演目でまたご一緒出来るので、とても楽しみです♡

 

やっぱり、現場って良いなぁ。

 

 

活動写真弁士がナビゲートし、オペラ歌手が歌う

3月3日、4日と世田谷区民会館ホールで公演された

 

"オペラ「椿姫」「カルメン」のアリア 活動写真弁士がナビゲートしオペラ歌手が歌う"

 

というながーいタイトルのコンサートに出演して参りました。ホールに、去年のロジーナの写真を飾って頂いていたので、思わずパシャリ。

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日頃のアリアガラコンサートとは違って、お喋りのプロが映像をバックにシーンを繋いで下さったので、お客様にも分かりやすかったとご好評だったし、歌っている私たちにとっても新しい試みで、とても楽しかった。

 

初日はかぐや姫の嫗役、はじめて関わらせて頂いたオペラでした。

楽譜を開くまでは「嫗」というくらいだから、5線譜の真ん中あたりを行ったり来たりする音域かと思いきや…実際にはソプラノのかぐや姫より高いんじゃないかってくらいのバリバリ高音域な曲で度肝を抜かれました笑

 

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 嫗というより蕎麦屋、と言われた一枚(笑)

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椿姫チームから、アルフレード澤崎一了さん、ヴィオレッタ 佐藤亜希子さん。ご一緒したかぐや姫 盛田麻央さん。

 

二日目はカルメン役。アリアだけ単発で歌った事はあるけれど、ある程度まとまった量をハイライト的に歌わせて頂くのは今回が初めてで、フランス語もカスタネットも演技も、色々と大変でとりあえず無事に終わってホッとしました。ベルカントばかり歌ってきたので、勝手が違う事がたくさんあってその辺りは面白かったです。

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はじめて着た赤いドレス、好評で良かった♡カルメンにはちょっと裾が長すぎましたけどね(^-^;)さばくの大変だった。

 

頂いた真っ赤なバラや可愛らしいお手紙。とても嬉しかったです。ありがとうございました♡

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世田谷リハ

先日、3月4日に迫った世田谷でのコンサートのリハーサルをして参りました。

会場の世田谷区民ホールは年季の入ったホールでしたが、昭和特有のレトロな雰囲気が私は結構好きでした。

色々な公演が行われてきたんだろうな。

ホールの響きは歌い手にとってはとても重要なポイントですが、新しいからといって必ずしも歌いやすい良い響きを兼ね備えているわけではなくて、最新の設備が整っているホールでもどちらかと言えばバレエやミュージカル向けかなっていうホールも多かったりするのですが。

その点、今回のホールは良いバランスで客席まで声を届けてくれそうな印象でした。

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客席広い。

 

初体験のカルメンカスタネットも、まあ何とかなりそうで一安心。

「活動写真弁士」というご職業の方とも今回は初めてお仕事をご一緒させて頂きますが、曲と曲の合間を映像と語りで繋いで頂けるので、オペラのハイライトコンサートとしてはかなり面白くなりそうなワクワク感でした♡