藤原歌劇団 セビリャの理髪師 終幕
春らしいお天気に恵まれた日曜日、藤原歌劇団公演 セビリャの理髪師が無事に終幕いたしました。ご来場下さった皆様、本当にありがとうございました。
私にとって藤原歌劇団のプリマデビューとなる公演で、恐ろしい事に大小様々な公演を含めてもロッシーニ作品への出演は今回が初めてでした。
ロッシーニだけがオペラじゃないし、ロッシーニはアジリタが得意な人が歌えば良い」
と言う、今から思えば甚だしい見当違いをしていた私はメゾソプラノなのに、学生の頃からロッシーニにあまりは触れる事なく過ごしてきました。
ちょこちょこっとアリアをつまみ喰いはしましたが。
もともと聴くのは好きだったロッシーニ。
稽古が始まりロッシーニの音楽に実際に浸かってみると、改めてその魅力や楽しさに日々気付かされた様に思います。
こんなに楽しいならもっと前からきちんとアジリタやら、その他諸々勉強するしとけば良かった!
と、何度思った事か…。
実際、この短期間でクリアした事もあれば、どうにもならなくて悔しく思う所も多々あります。
けれど今回、ロッシーニに今まであったコンプレックスにも似た苦手意識が、もっとこうしたい、こう歌いたいと言うポジティブな欲求に変わってくれました。
これを機にロッシーニの勉強はデイリーワークとして続けて行きたいと思います。
総監督、佐藤マエストロ、演出の松本先生、素晴らしい共演者の方々、プロ集団のスタッフの皆様、藤原の制作の皆様、
そしてご来場頂いた全てのお客様に心から感謝致します。
どうもありがとうございました。
密かにドキドキしていた、サイン入りの生写真の売れ残りも無くてホッとしたーっ!
藤原セビリャ ゲネプロ終了
セビリャの理髪師のゲネプロが終了致しました( › ·̮ ‹ )
今回はHPが無かったので劇場でオケで歌うのは今日がお初。
ロッシーニのオーケストラは、オケピットに入ってしまうと舞台上に聞こえにくくなる場所が所々あってドキドキでしたが、マエストロとオーケストラの皆様のお陰でなんとか切り抜けました。
今回のプロダクションのチームは本当に居心地が良くて、終わってしまうのが寂しいけれど泣いても笑っても残り1日。楽しんで舞台に上がりたいと思います。
ちなみに、今日の楽屋での一枚。
わかる人には分かってしまうこの後ろ姿♡同じシルエットで楽屋周りを並んで歩いていたのでかなり可笑しかったです(笑)
そして、事務所が撮ってくれていた舞台でのワンシーン。
どちらのドレスもとっても素敵でお気に入りです!
写真には無いけど冒頭のシーンではロングヘアにネグリジェを着ていて、ジュリエッタみたいな感じで個人的にはとても好きなので、明後日来てくださる方は是非みて下さい( ˊᵕˋ* )
通し稽古終了☆
藤原セビリャの公演まで残すところ10日を切り、本日通し稽古も終了しました。
この楽しい毎日があと10日で終わってしまうと思うと寂しい気もするけれど、残りの時間を目一杯楽しみたいと思います♡
明日はオケ合わせ。頑張るぞー!
…髪がボッサボサなのは仕方ないとして、相変わらずの前歯のすきっ歯が気になりすぎる…。
セビリャ立ち稽古4日目
藤原セビリャ、立ち稽古4日目が終了しました。
ものすんごいスピードで稽古が進んでいます…。
既に粗立ちは付き終わり、明後日は一度通してみるとか何とか…!
演出の松本先生の頭の回転スピードは凄まじくてついて行くのに必死で常に脳みそフル回転&低血糖…。
ダイエット中以外で、多分初めて体重が減少傾向にある(笑)
ちなみに今日、日本オペラ振興会の会報が出来上がって来ました( ・ᴗ・ )
出来立てホヤホヤの会報を持って皆でパシャリ。
テノールの中井さんのインタビュー写真と現物を見比べて、変顔でもパシャリ(♡︎ˊ艸ˋ♡︎)
(個人的には、現物の方が数倍素敵だと思う。いや、写真も素敵ですけど!!)
もう何回もアルマヴィーヴァ伯爵を国内外で演じていらっしゃる中井さん。稽古中もさり気なくアドバイスを下さって、巧くサポート&フォローして下さって、ロッシーニ初心者としては本当に本当にありがたい限り。もはや拝むような気持ちになります(笑)
一方の私のお相手の黄木君は、同世代の若手テノール。ソフトで優しい印象の奥に熱い魂を秘めている方で、2人でどんなカップルに仕上げていけるか、とても楽しみです。
もう本当に素晴らしい方々しかいない天国のような現場なので必ず素敵な舞台に仕上がると確信しています👍お越し下さる皆様、是非楽しみにしていて下さい。
ちなみに、立ち稽古の様子はこんな感じ。
赤いスカートお気に入りです。
今まで使っていた巻きスカートは、すぐに緩く弛んできてみっともないって総監督にダメ出しされちゃったから引退(笑)
オーデション→オペラアリアコンサート
昨日はとあるオーデションでNormaのアダルジーザを歌ってから文化庁委託のオペラアリアコンサートに賛助出演してきました。
アダルジーザ→ゲネプロ→本番という少しハードなスケジュール…。
最近はこんな感じのスケジュールになることも増えてきている気がします。
学生の頃、師匠が「疲れていない状態で本番を迎えられる事の方が稀だ」と言っていたのを思い出しました。疲れきった状態の方が良い声が出る事もあったりするから、人間の身体って不思議です。
一緒にホフマン物語の舟歌を歌ったソプラノの小山瑠美子さんと。日頃はイタリア物ばかり歌いますが、フランス語の曲もとても好きです。
こちらは、チームリゴレット。新進歌手のソプラノ福士紗希さんと、藤原の先輩テノールの小山陽ニ郎さん、同じくバリトンの坂本伸司さん。
お二方ともベテランなのにとても気さくな方々でした♩(気さく過ぎて、舞台袖でお喋りしすぎました(笑))
こうして少しずつ経験を積んでいけるのがとても楽しい今日この頃。
本日からは月末からいよいよ立ち稽古に入る藤原のセビリャの傍ら、某所で歌う(かも知れない)アンナボレーナのアンナとジョヴァンナの二重唱、5月にあるコンサートの準備に入ります。
花粉で喉も鼻も目も痒い様な気がするけど、きっと気のせいです。…うん、気のせい気のせい。