オペラ歌手 丹呉由利子blog

鎌倉在住のメゾソプラノ 丹呉由利子のブログ

藤原歌劇団 ノルマ

アンダースタディーとして関わっていた藤原歌劇団のノルマが昨日、大盛況のうちに無事終幕致しました。

 

昨日はあまりの暑さに、日生劇場に行くまでのほんのすこしの道のりですら外を通りたくなくて、冷房の効いた日比谷シャンテの中を通り抜けようとして、見事、夏のセールに引っかかってしまった…。

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ハリのある生地で、私のご立派なヒップラインを綺麗にカバーしてくれるロイヤルブルーのタイトなロングドレスドレス。秋のコンサートで着よう♩

 

などというどうでも良すぎる話はさておき。

 

今回、ベルカントの最高峰と言われるノルマを、これまた世界最高峰の歌い手であるデヴィーア(敬称略)がどの様に歌うのか、間近で体感したくてアンダーとして稽古場に入らせて頂きましたが、本当に良い経験になりました。

御歳70歳。特にGPと千秋楽は本当に素晴らしかったです。

もともとお待ちの素質以上に、たゆまぬ努力と鍛錬で磨き上げられたテクニックには無駄が一切なくて、稽古中にオクターブ下で歌っているのを見るだけでも本当に多くの事に気付かされました。

 

そして個人的には、デヴィーアに少しだけレッスンをつけて頂いたのはもう数年前の事で、きっと彼女にとっては数いるアジア人の一人だろうし憶えても居ないだろうと思っていたのに彼女の方から声をかけて下さって、またレッスンを受けにこないのかと言って貰えたのが嬉しかったなぁ…。

 

私の声はソプラノと言われる事も多く学生時代からメゾとして歩んで良いのか悩んだ時期がありました。

大きなコンクールでも、入選やファイナリストまでは進むのに最後の最後で賞に届かず、審査員の方に話を伺うと「貴女とても良いけどソプラノだと思ったの」と言われたり…。

そんな中で、救われたのがデヴィーアの

メゾソプラノで進んで良いと思う」

の一言。

もう、これ以上はないお墨付きを頂けた気分で、それ以降は声種の事でモヤモヤする事は一切なくなりました。

またお会いする機会がありそうなので、その時までにいい加減、イタリア語を何とかしなくては……。